読書履歴:RUNNING LEAN 実践リーンスタートアップ/アッシュ・マウリャ

RUNNING LEAN

内容、備忘録的メモ

2016年3月読了(2回目)

『リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす/エリック・リース』を読んだ後にこちらを読むべき。自分はこちらを先に読んでしまったため、「リーンスタートアップ」が何たるかがわからないまま混乱してしまった。

内容は「リーン・スタートアップ」で述べられている、スタートアップにおける無駄の無い事業の立ち上げを実践するために筆者が提唱するツール「リーンキャンバス」の使い方についての記述が主。事業の立ち上げというより、プロダクトの開発手法に振り切った内容。そもそも「リーン・スタートアップ」とはなんぞや?という話が頭に無いと混乱すること必須。

『リーン・スタートアップ』と比べると、より実践的で細かい方法論の説明(開発の進め方等)がなされており、スタートアップ企業においてプロダクト開発に携わる実務者、特にエンジニアがビジネス上の要請に沿った開発を進めたい場合には役に立ちそう。

但し、かなり内容が細かいため、100%このやり方に沿って進められない限り上手く行かない気がする。エッセンスだけつまみ食い、という訳にはいかなそう。細かすぎて後半かなり読むのがしんどかった。。

リーン生産方式、リーン・スタートアップについては「リーン・スタートアップ/エリック・リース」が詳しい。また、同様の効率的なソフトウェア開発手法については「アジャイルサムライ/Jonathan Rasmusson」が有名。